創美バレエスクールのスクール生、「福山麗さん」「福山壮一郎さん」が
大阪、河内長野市の広報「広報かわちながの2022年11月号」に掲載されました。
以下記事全文。
【華麗な舞いで世界に羽ばたく】
バレエダンサー 福山麗さん・壮一郎さん
優美な演舞で観衆を魅了するバレエ。世界中でダンサーが活躍しています。そんな世界の舞台を目指しているのが、市内在住の福山麗さん、壮一郎さんの姉弟です。
「あこがれ」から始めたバレエ
宝塚歌劇にあこがれ、5歳でバレエを習い始めた麗さん。「ひとつひとつの動作が難しいので、すぐには習得できませんが、練習を重ねて少しずつできるようになることが楽しかったです」と振り返ります。そんな姉の姿を見て、壮一郎さんも小学4年生からバレエを始めました。「器械体操をしていましたが、美しく舞う姉を見て自分もと思いました。練習は大変ですが、その積み重ねを本番で披露できるのが嬉しいです。」
辛い時も姉弟の絆で乗り越える
これまで数々のコンクールに出場しましたが、好成績ばかりではなく不成績の時もあり、その間に辛いことや悩みもあったといいます。「大会出場前、突然スランプに陥ったことがありました。初心に戻り練習しなさいと先生に言われ指導してもらい、克服するまでには辛い時もありました」と麗さん。また壮一郎さんも「思った通りにできなかった時は自分自身を責めてしまいます。もうバレエはやりたくない、と思ったこともありました。」
しかし、そんな時には同じ道を進む姉弟の絆の強さで乗り越えてきました。「弟は、私の心の支えになっています。良い意味で性格が違うので、目線の違うアドバイスをくれてはっとすることもあります。」「姉はバレエについていろんなことを教えてくれるので、とても頼もしいです。」2人でコンクールに出場した時は、姉弟ということもあり息の合った演舞ができました。たまに意見が異なることもありますが、それが逆にいい方向に向かうこともあるんです。」
大きな夢の舞台に向けて
2人は今、さらなる飛躍を目指しています。麗さんは、昨年10月からポルトガルのバレエ学校に留学。そして壮一郎さんも来年同じ学校に留学予定です。麗さんは留学で経験を重ね、まるで自分の体から音が出ているような演舞を、壮一郎さんも表現力に磨きをかけ、見る人を魅了する演舞を目指しています。世界の舞台で活躍する「プリンシパル※」を夢見てこれからも2人は歩み続けます。
※プリンシパルバレエのトップの階級にいるダンサーのこと